多くの国と国境を接し、古くから貿易が活発に行われてきたワロン地域は、数多くの外国企業が進出する活気ある地域です。ヨーロッパにおいて貿易や投資を行う上で、EU市場への拠点として最適な場所です。
欧州委員会、欧州議会、北大西洋条約機構(NATO)など国際機関の本部が多数ブリュッセルに設置されています。ブリュッセルは重要機関が集中する都市であり、企業にとってはいち早く最新情報を入手できる非常に便利なロケーションです。実際に日系企業をはじめ、数多くの外国企業がブリュッセルにヨーロッパ統括本部を構えています。
ワロン地域は、そのEUの中心都市であるブリュッセルに隣接しており、ビジネスの拠点として優れた立地条件を持っています。EUの政治的影響力が日に日に増す中で、ブリュッセル近郊に事務所を構えての企業のロビー活動が重要視されています。
ワロン地域はヨーロッパの中心に位置しています。充実した交通インフラと輸送システムを持つワロン地域からは、ヨーロッパ各国の市場に迅速にアクセスできます。これらインフラにより、ワロン地域から様々な製品が世界中に輸出されていきます。
全長84キロメートルの道路網が、アントワープ、ブリュッセル、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、フランスなどヨーロッパ主要都市・国とを短時間で結んでいます。
| 国名 | 都市名 | 距離 | トラック | 飛行機 |
|---|---|---|---|---|
| イギリス | ロンドン | 380km | 6時間 | 1時間20分 |
| オランダ | アムステルダム | 200km | 3時間 | 50分 |
| ドイツ | ベルリン | 800km | 12時間 | 1時間30分 |
| フランス | パリ | 300km | 4時間 | 30分 |
| ルクセンブルグ | ルクセンブルグ | 150km | 2時間 | 30分 |
| イタリア | ローマ | 1400km | 19時間 | 2時間5分 |
また西ヨーロッパを縦断する5880万の人口の居住地域をわずか4時間で結ぶことが可能です。英国の北部からスペイン南部までの西ヨーロッパの20の主要都市を含む地域を縦断することも可能です。
4つのヨーロッパ主要鉄道がワロン地域で運行され、年に1千3百万トンの貨物輸送量があり、これにより3,700人の雇用が供給されています。ブリュッセル-ドイツ国境間を結ぶ高速鉄道が新たに敷かれ、ブリュッセルとリエージュ間が2005年に開通しました。高速鉄道もまた、地域内の輸送に貢献することとなり、ワロン地域はヨーロッパ内の数少ない高速貨物列車の停車場所のひとつになります。
リエージュ港(PAL)はパリに継ぐ大きさを有する内陸港です。ヨーロッパ水運の要であるムーズ運河流域の中心という地理的条件に恵まれており、世界第一規模の内陸港が集中する地域、アントワープ(Antwerp)-ロッテルダム(Rotterdam)、ゲント(Gent)、そしてゼーブルージュ海港(Zeebruge)へ直結しています。大規模な海港は関税手続きなどの混雑が近年深刻化しており、ワロン地域の内陸港から荷揚げすることで、時間とコストの大幅な削減が可能です。
24時間365日利用可能なリエージュ空港は貨物輸送に最適なロケーションにあります。取り扱い貨物量は489,870トン(2007年)で、欧州第8位の貨物空港です。ヨーロッパ、アジア、アフリカへの貨物輸送サービスが可能です。
また、ブリュッセルの南に位置するシャルルロワ空港は旅客中止の空港です。年間約300万人(2008年)が利用するこの空港は、近年ターミナルが拡張され、500万人が利用可能となりました。リエージュと並び重要な役割を果たしています。
ワロン地域の交通網の魅力は交通手段の多様性よりも、交通設備の互換性にあります。6つのマルチモードプラットフォーム(鉄道・水路・道路・空路の複合一貫輸送施設)を備えており、全ての交通手段、または物流戦略に対応可能です。貨物管理だけではなく、ワロン地域には戦略的に優れたビジネスゾーンと、事務所に最適な物件が揃っています。幅広いビジネスサービスと連携し、付加価値の高いロジスティックサービスを提供します。