ワロンのイノベーション能力は世界中高く評価されています。それらを支えているのは自由なイノベーション・ポリシーを持つ多彩な産業。
ワロン地域政府は優れたノウハウを持つ分野を中心に、イノベーション推進活動を積極的に行っています。
ソルベー・グループの始まりはエルネスト・ソルベー(Ernest Solvay, 1838-1922)が1861年4月15日に塩、アンモニア、二酸化炭素(CO2)とライムを使用した無水炭酸ナトリウムの製造法を開発し,1872年に特許を取得したことにさかのぼります。
ソルベーはワロン地域にて150年間の革新的な研究と開発の歴史を持ち、現在世界的企業に成長しました。ソルベーの主な事業は製薬、化学、プラスチックの3分野です。
ソルベーは世界50カ国で事業を行い、29000人以上を雇用しています。2008年の売り上げは94億9千万ユーロとなりました。
リエージュ・サイエンス・パークに本社を構えるユーロジェンテックはこの20年間で、ジェノミクスとプロテオミクス研究の世界リーダーに成長しました。
同社はリエージュ大学のスピン‐オフとして1985年に設立。ユーロジェンテックの使命は革新的で信頼できる製品とサービスを開発し、それらをライフサイエンス関連の企業に提供することです。
現在290人を雇用し、その中にはフランス、ドイツ、イギリス、オランダ、スイスの子会社あるいはアメリカのサンディエゴと日本の富山にある製造所に勤めている30人の博士も含まれています。
ワロンのノウハウはワロン地域の持つ豊な地質のおかげで伝統的産業、つまり鉄鋼、化学、工学から発展しました。
ワロン政府はこれまで得たノウハウを基盤とし、産業・社会の将来に関するイノベーション戦略を打ち出しました。それら競争的(優先的)産業が以下の7つです。
ワロン地域では研究が経済成長の軸となっています。研究は地域の発展、イノベーションと安定した雇用の源です。ヘルスケアの向上、文化的遺産や豊な生活のためにも大事な役割を果たしています。
経済成長と社会的発展に必要な科学知識と技術発展には主に2つの機関が協力しています。
ワロン政府は経済的支援を通じて国際的コラボレーションを強く支援しています。結果としてワロンの大学、研究所と企業はイノベーションに対して非常にオープンです。